姫路城3 お菊井戸から西の丸へ


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石棺 この縦にでかい石には古墳から掘り出された大きなくり抜き式石棺が使用されています。石の代用はよくあることで戦国時代など緊急の際は墓石まで代用するなんてことが、おもに野面積みのところでよく見られます。しかしこれだけ目立つところで使われたのは別の意図がありそうです。

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腹切丸 物騒な名前なので処刑の場かと思ったが、単に敵の攻撃を防ぐための櫓だったといわれている。
雰囲気が暗かったとか
井戸が前に有り首洗い用と言われたとか
そういうところから腹切丸とよばれたらしい。
改築が済んだ今は全然暗いイメージはない。


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多分鉄砲を差し込んだ穴
下の方に押し寄せてきた人に狙いをつけやすそう


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りの門

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りの門を抜けるとお菊井戸
播州皿屋敷でお菊が殺されて投げ込まれたという井戸です。

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普通に想像する井戸と違って直径がでかい
上から見ても金網が張っているのが見えるだけで中はよく見えない。
金網にカメラを当ててフラッシュを焚いて撮影

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なんだか怖い・・・

鯱の時代による差
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このあと居住区がある西の丸に入ります。
ここもお城が綺麗なので記念撮影

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そうそう、姫路城に関係ないですが今回の上着
オークションで落としました。
刺繍の入った絹の訪問着でできた上着です
優しい色合いなのでこの前のとんぼ玉のペンダントともよく合います。
とりあえず何にでも合うGパンはいてますが下に合わせるものが何がいいか悩みどころ 大島のガウチョパンツはあんまり合わなかった・・・


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午後になると暖かさからどんどん桜が開いてきます。
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この記事が出る頃はあちこちで桜が咲いているでしょうけど、この日はまだ3月17日です。早いですね。

西の丸は居住区だけあって日当たりが良く気持ちのいい部屋が多かったです。
この景色を千姫も見たのでしょうか?
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雨水抜き これは雨水を外部に排出するための雨水抜きです。
木部を乾燥させ、腐敗から守る役割をしています。

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が、いかにも現在のネジが悲しい・・・


化粧櫓で人形がかるたで遊んでいるところ
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紙製のかるたなので 「あれ、貝合わせではないの?」と思いましたが江戸時代初期にできたそうです。

千姫は、天満天神を信仰し、姫路へ来てからは、西方の丘男山にこれを祀り、毎朝西の丸の長局の廊下から参拝しました。このとき、この化粧櫓を休息所として利用したそうです。


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百間廊下
西の丸の外周をめぐる櫓群
原生林を生かし自然の地形に合わせて延々と続く珍しい建物

さて西の丸で大体のところは見終わりました。
次は好古園に向かいます。