お日様の恵み3 干物

土曜日はお魚が安い日
天気もよさそうなので朝ダッシュで買いに行きました。
もちろん干物を作るため

鮎が安いので10匹ほど買ってきました。
鮎の干物は本来開きで普通に乾燥させますが、今回は翌日のバーベキューに持って行きやすくするための加工
背開きにして腹側を軽く干したら串で形作り両面を干します。
表面が乾燥して手で持ちやすくなればそれでOK
生より傷みにくいのでアウトドアにも持って行きやすい。
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5月のチヌ(黒鯛)は卵を持つので身が緩いです。
でも軽く干すだけで身が締まって美味しくなります。
チヌも鮎も表面が乾燥するだけでいいので2,3時間で取り入れました。

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あとはバリコ(アイ)
以前ネットで料理が趣味の人と干物談義をしたとき
「バリコは外道、こちらではつっても捨てる魚。干物ならカマスが最高」
と言われましたが、この魚、私は干物の中で一番好きです。
が、バリコほど干し具合で味が変わる魚も珍しいのでは
カマスなら多少干し方が足りなくても美味しくできますが、バリコは日光や湿度によって味が全然違います。
上手くいくと表面がパリッとして金色の照りが出て、あの臭みがおいしい香りに変身するのですがなかなかうまくいってくれません。
この日も湿度が少し高め,風が少なめで不安
干したりないとこれほど生臭って水っぽい魚もまずないんだもの。かといって欲しすぎるとバリバリになっちゃうし…
(すみません、これだけ書いて画像なしです。そのまま冷凍庫に入れちゃいました。)

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夕食はべジブロスを使った肉じゃが。干しタケノコ、干ししいたけ、干し人参、干し玉ねぎも使っています。
同じくべジブロスを使った豆腐とわかめのお味噌汁
鯛の干物の焼いたの
お漬物

たったこれだけの料理なのに一日中庭と台所を出たり、入ったり、調理したりしていたとなんてだれもわかってくれないだろう。かなりのスローフードです。