百合山で半日お遍路

昨日は新四国八十八箇所へお遍路に行ってきました。
といっても半日でまわれるくらいのコースです。
ここは百合山遍路道
平安時代から続いていた弘法大師信仰は江戸時代後期に庶民の間でもさかんとなり、四国八十八箇所遍路が時間的、経済的に困難をともなったことから全国に簡易な四国八十八箇所が作られました。
1857年、竹房にも弘法大師ゆかりの阿守観音堂を中心に百合山中腹に新四国八十八箇所が創建されました。
その後荒廃し、参拝する人も途絶えていたのですが昭和61年3月「百合山の自然と遺跡を生かす会」が結成され、周辺を整備し新たに歴史の道として再復興しました。

イメージ 1


ここは純粋に信仰の為ににぎわったのか、それとも今の「世界のミニチュア展示公園」的な娯楽施設としてにぎわったのかはわかりませんが、ここの遍路道はコンパクトにまとまっている上に適度に歩きやすい起伏、眼下には紀ノ川流域の展望とハイキングコースにはもってこいです。
ただねぇ、訪れる人が少ないのか、参拝道の入り口に簡単な案内板があるだけで入り組んだ山道にはいるとほとんど道しるべがありません。
あちこち探しながら写真を撮っていきましたがちょっと探検気分で楽しかったです。
ただね。奥へ進むとともに訪れる人も居ないのか道にはくもの巣。
肝心のお堂も崩れていたり石組みのみになっているところも・・・そのうちなぜか誰かの果樹園の中のようなところに入っちゃって・・・そこからどちらにいっていいのか・・・うろうろしているもの果樹泥棒みたいで気が引けるし、道を聞こうにも人がいない!!・・・78番以降は見つけることが出来ずにあきらめました。
ここをまわってまた駐車場に帰るのに約3時間。
この間へこたれずに歩いたので旦那から
「随分丈夫になったな。」と言われました。
日ごろのトレーニングの成果が出たのかな。


山頂の展望台へは車で上がりました。
ここは最初が峰と言うところで、標高285,2m。南北朝の戦いの古戦場です。
南朝方の郷土軍がこの峰に陣をしいて北朝方と相対し、敵の目を欺くために龍門山へ移動し南朝方は大勝したと言ういわれのある地です。


イメージ 2



現在は綺麗に整備された明るい公園となっています。
またここからの景色はすばらしい。
ここには望遠鏡もあって周辺を見下ろせるのですが、この拡大度がすごい!!
立ち話しているおばちゃん、アパートのベランダで洗濯物を干している奥さん。グラウンドで野球をしている人たち、みなくっきり見えてしまいます。
打田町(現在紀ノ川市)にすんでいる人は何を見られているか分からないんですよね。
ここまで拡大しなくても(苦笑)




帰ったらあいかわらず昼寝です。
丈夫になったと言ってもまだ人並みの体力はないんです。
旦那は元気いっぱいパチンコに行きました。
仕事の日はしんどいしんどいと言ってるのにパチンコに行くときは何であんなに元気なんだろう・・・




P.S この日も長女は友達と遊びに行きました。
高校になるとなかなか親と一緒には出かけませんね。
一緒に行きたがるのはお金のかかるところくらい。
子供も大きくなるとつまらないよね。