あんこうのドブ汁

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さて、きのうのぶきみなあんこう
どう料理しましょうか。
とりあえずつるして切るらしい


S字型フックにアンコウの口を引っ掛けつるします。
まずひれの部分をカット

次に口の周りに切り込みをいれ


皮をむいていきます。


見事に裸


内臓ベロンチョ。あんきもが見えてるよ~~。
大事に取り出します。

さて、ここまでは上手くいきました・・・が、口をさいているときに金具が滑って落下。
やはりちょっと引っ掛けただけでは安定が悪いようで・・・

あきらめてあとはまな板の上でさばきました。
そう大きなアンコウではないのでまな板の上で簡単にさばけました。
難易度としては中級レベル?















さてせっかくの丸ごとのアンコウなので今回はドブ汁に挑戦します。イメージ 2
ドブ汁とは漁師料理で、鍋なのに水を1滴も使わないとか・・・かなり癖がある味なのであっさり好みの方には向きません。説明には通向けと書いていました。

作り方。
1,熱した土鍋にぶつ切りの肝を入れて、から炒りします。
(ほんの少~し焦げるぐらいが香ばしい)
そこで大さじ1杯ぐらいの味噌とみりんを入れて混ぜ合わせ、あまり焦がさないように仕上げます。

あんこうの身を入れて、水分を出す
火加減は弱めにして、あんこうの身から水分が出てくるのを待ちます。底を焦がさないように時々混ぜる

本当に水が出てきたよ。びっくり(@_@;)新鮮なアンコウでないとこの水はでてこないんだって・・・さすが和歌山産!!

3、アンコウから水が出てきたら味噌をさらに加えてお好みの味に調整し、野菜も加え、フタをします。今度は10分ほどしっかりと煮込みます。

これはみんなあんこうと野菜の水分なんですよ。水は1滴も加えていません。

充分に煮込むほど美味しくなります。

出来上がりましたo(*^・^*)o頂きます。






さて味の感想ですが私にはめちゃおいしい。
なんといってもだし汁!!
アンコウのエキスが染み出して濃厚なうまみ。
そして普段は食べる事が出来ない胃袋・・・この部分を捨てていたのかと思うと・・・コリコリしてすごくおいしいよ。
それと普通の身より骨と骨の間についている身の方がとろりとして数倍おいしい♪
お行儀が悪いけれどジュルッと吸い込んで・・・うーん、たまりませ~~~ん。
パックの切り身を買ったのでは味わえないこの味に大満足!
でも皮と内臓はどこに行ったの?
溶け込んだのかしら?
見つからなかった。
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ただ山育ちのうちの旦那にはきつかったようで・・・
説明書きにも「見た目は悪いが素朴な美味さ」とかいてありましたがまさにそのとおり。
はっきりいって見た目はブ~~~~でした。
子供たちも見た目のグロさで箸が進まず・・・彼女達は普通の身の部分しか食べていませんでした。

アラの部分はドブ汁にして私が食べ、身の部分は彼らのために普通の水だきにしてあげたほうがよかったようです。

それにしても朝見てみると煮汁が煮こごりになっていて・・・これがまたうまそう!!
すっかりドブ汁のとりこになってひよこでした♡