本紹介 古布を着る

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古布を着る 
私に自信をくれる服

着物リメイクや古布を紹介した本はたくさんありますが、
かっこいい!!と思うのは数少ないです。
この本にはその数少ないかっこいいがたくさん

残念ながら今から木綿古布手芸の世界に入ろうと思ったら、材料を手に入れるのはかなり難しいです。
型染めなどはなかなか高価ですし、筒描きにいたってはさらに手に入れるのが難しいです。
藍無地、絣などはかろうじて手に入りやすい部類に入りますが、それでも手織り、本藍となると難しいかもしれません。(私みたいな素人には見分けがつかないし)
端切れはまだ割と手に入りやすいですが服が作れるだけの布を手に入れようと思ったら結構大変です。
穴が開いた襤褸が飛び上がるような値段になってます。
でも本を見て憧れるのは自由ですものね。
持っている山葡萄の籠も一味違うものですっごくかっこいいです。
私の好きがいっぱいな一冊です。



木綿の着物リメイクは材料が手に入りにくくなかなかできませんが、絹の着物は暴落中なので作りやすいです。

以前大阪の百貨店で手織りの赤いジャケットが売られていました。
いいな~と思いましたが、値段が高いのは間違いない。
ちらっと見て通り過ぎようとしたとき店員さんに声をかけられました。
「どうぞ着てみてください。」
「いえいえ、お高いでしょうから手が出ません。」
「そんなことないですよ。とってもお安いですよ。」
と言われて値札を見たら

「20数万円!?」(◎_◎;)

そりゃ材料費や現在の手間賃も考えたらお安いのかもしれないけれど、私は20数万円の服を安いとは思えないのでそそくさと逃げました。
しかし赤い手織りのジャケットが素敵だなという印象だけは残りました。
2年前に織り模様が印象的な赤い帯をオークションで落札しました。
「海辺の三日月」という名前の帯です。
和服なら手の込んだ上質の物でも手芸店の布地と変わらない値段(もしくはすごく安く)で手に入ります。


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これでジャケットが作れたら・・・
これだけ上質の布を使った服なんて市販ではなかなかお目にかかれません。
ただ縫う技術が格安で販売されている中国産の服以下なのが困りものです。
そう思いながら簡単なTブラウスから始まり、一重のジャケット、前回は裏付きのジャケット
とうとう帯に鋏を入れてジャケットを作り始めました。

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ちくちく手縫いです。
半返し縫いで少しずつ、少しずつ

裏もジグザグミシンの代わりに折伏せ縫いで
私の衣服づくりは中学時代に家庭科で習った知識だけです。
折伏せ縫いは直接素肌に当たるとき肌触りがいいといってパジャマつくりの時に習いました。


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今は表側は縫いあがり、裏地のしつけ中です。
あわてて作ってしまったら次の手芸の材料費がかかってきますので、ゆっくり、ゆっくり
裏地の付け方が載っている本が見つからないので、縫い方の順番とか試行錯誤しながらです。
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「今の一針が後の九針の手間をはぶく」
本に書かれていた言葉を思い出しながら縫ってます。