浜松櫛4 4代目の櫛が届きました。

昨夜ポストに届いてました♪
つやつやした木目の美しい櫛です。機械で研磨するなら簡単ですが木賊や鹿の角でこれだけツルツルになるのかと思うと感動(o>ω<o)
さすが5寸、大きさがあります。

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御神木のイスノキ
こちらは娘のなので梳き心地は試していません。
見た目はものすごく華奢な櫛です。
でもいい匂いがするというので嗅いでみました。
確かにこれだけ爽やかな香りがします。
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ストラップ 紐も手編みのようです。
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櫛の手入れの仕方の説明です。

お手入れですが、ネットの情報で、椿油に浸けこむというようなことを言っていますが、その必要は、全然ありません。昔は、髪を油で固めていたので、その脂分で櫛が良い色になったのですが、今は、頭皮も髪も乾いているので、時々脂分を補給する程度でよいと思います。掌に数滴椿油を取り、手の平で櫛をなぜるようにしてください。整髪料の具合もありますが、十日か二週間に一度でよいと思います。2~3年お使いになると、良い色になってくると思います。白木ですので、湿気、乾燥にはご注意ください。堅い床に落としたりしなければ、20年、30年使えるものです。ぜひ大切にお使いください。

廣島さんも使ったら歯ブラシで掃除して、油につけ込まなくても時々油を染みこませた布で拭くだけでいいと言ってました。
汚れがこびりついたときは漬け込んんで柔らかくして汚れを取るというのはわかりますけど普通には油漬けは必要なしってことですね。
30年・・・私の髪のほうが先になくなってませんように・・・

使い心地はシャープに入り櫛の重みですっと梳かすという感じ。一番先に髪を梳かすために買ったので中歯だと細かすぎはしないかと心配しましたがちょうどいいかんじです。大きいので絡まっていないときは数回で梳き終わります。
夢の櫛がなかなかささらない大髻の長女の髪にもすっと地肌まで届きました。
びんかきは細い先で髪に分け目を作るのにも使えるそうです。
先に松山さんの浜松櫛でさくさく梳かし、時間のあるときは廣島さんの櫛でじっくり仕上げ
ああ至福のひととき♪


夢の櫛との厚みの違い
2mmくらい厚いようです。
厚みがあるので手にしっくりきます。
油を染みこませた前と後、こんなに色が違うんですね。
今は白木って感じです。

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4つ並べてみました。
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こうやって並べてみると一番下の櫛の○十年の年季を感じる・・・

また
「未だに白洲先生の「日本のたくみ」を読んだお客様がお見えになります。
白洲先生の影響力のすごさは驚くばかりです。
もちろんサインを頂いた本もありますし、頂いたたくさんの自筆の手紙もあります。
それを見て、感激するお客様もいらっしゃいます。」
とのことで、機会があったら松山さんの工房を訪問して素晴らしい作品を直に眺めたいものです。
いきたいところは多々あれど、実行力と体力がない・・・

購入を考えている人のために参考までに
5寸でも諭吉さん、一人さようなら。代わりに英世さん(歯数によっては複数)いらっしゃい・・・小さいものなら一葉で十分ってかんじです。
またすき櫛もあつかっているそうです。私のように湯しゃん派だとすき櫛が髪の汚れを取るのに一番便利です。
以上長々と浜松櫛レポートでした。


・・・が、予定外にもう一本近々届くんです。
次回もまた櫛の記事になります。m(。・ε・。)mスイマソ-ン