私流バッグ作り 5 完成

穴あけとちくちく2時間、とうとうバッグの形が出来上がりました。
さて縁の処理にかかります。
まずはこの出っ張ったところをカッターで削って高さをざっと揃えます。
 
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爪やすりで磨きます。こんなにザラザラです。
 
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これがCMCを塗っては磨き、まだ段があれば爪やすりで削り、塗っては磨き、削り、塗っては磨き ゼイゼイゼイ
あのザラザラが木のように艶ぴかになってくるんです。
 
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私はこの艶が好きで変質的に磨いてしまいます。磨き1時間半

金具とフラップもつなぎました。見えるかしら?横ベルトにZIGZAGのブランド名を打っています。
 
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本体とベルトはギボシで止めています。いくつか穴が開いているので物がいっぱいになった時ベルトの長さを調整することもできます。
ベルトに使った皮はちょうどいい色合い、サイズのがあったので使ったのですがどうも劣化が進んでいるみたいで表皮がささくれています。
付属の金具で固定しては交換できないので適当な革が見つかるまで糸で仮止めしました。
ここまでの作業合わせて4時間
完成までの時間 27時間・・・・と言いたいところですが、ショルダー紐の時間もいりますね。以前作った時の記事には7~8時間かかったと書いています。
しかもバッグに着けてみたらやたら長い
泣く泣く20cmほど切り取って短くしました。切り取った部分で上蓋に持ち手を付けてやろうか思案中
それらを合わせると総時間35時間で完成ってところでしょうか(アイデァを練る時間を含まず)
パーツが多い分、今まで作ったバッグの倍の時間がかかりました。
 
ああぁ~~~でも、初心者でも習ったことがなくても、勘だけで作った型紙でも一応バッグができるんだ~~ (感涙)
さて出来上がったバッグの全貌は・・・・
 
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メールバッグの完成です。
A4ファイルがすっぽり入るサイズです。
パッと見はシンプルなメンズっぽいバッグですが近くでよく見ると
お花が咲いていたり、バッテンがあったり
 
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裏側にはアヒルが泳いでいたり
 
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同系色でまとめているので目立ちませんが、ふと見つけると楽しくなるバッグです。イメージ 13
そしてメンズのより丸っこくてコロンとしています。
                参考にしたのはこのバッグ→
 
ここもお気に入りポイントなのですが
前面のポケット部分の入り口が自然にぴったりくっついています。
最初はマグネットをつけるつもりだったのですが、必要なかったです。
ポケットの後ろ側が垂直
前側がしもぶくれで傾斜しているため入り口部分が沿う形になりました。
 
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中は膨らんでいるのでかなりの収納力があります。
デジカメや財布を入れるのにちょうどいい感じです。
 
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まぁこれは計算してできたものではなく単なる偶然のたまものなんですけどね。
後ろ側にも大きなポケットがついているので収納の仕分けはしやすいと思います。
ちなみに前に縫い付けてある茶色い帯は補強のためでもあるけどちっちゃなポケットが3つ付いているんですよ。電車に乗った時など切符を挟んでおくのにいいかもしれません。
 
 
 
 
でも失敗した点も
ショルダー紐をつける金具を支えている革
表はきちんと縫えたのに裏側がはずれています。
 
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↑下のほうね。
 
これはよくやる失敗で皮を挟んでいるので位置がきちんとつかめません。
手触りのみでしているのですが必ず失敗します。
コツとかないでしょうか?
 
 
それとこれは完全なケアレスミスです。
 
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2014の4を反対向きに打ってしまいました。
もう「自分バカ」としかいいようがありません。
打ったのがバッグの内側でよかった。
 
もう一つ、最後の糸の始末です。
玉りんこが目立つんですよね。
蝋を縫ってライターで焼いたり、縫い目に押し込もうとしたり努力はしたのですがどうしても残ってしまいます。普通はどうやって処理してるのでしょうか?
ご存知の方コメントいただけると嬉しいです。
なかったらけろちんが習いに行ったときに聞いてきてね。
 
さてブログの最後のほうはひたすらレザークラフト熱で盛り上がりましたがいつ沈下するやもしれません。気が向いた時だけ書くブログですが、今年も最後までありがとうございました。
皆様よいお年を