蛍が乱舞する千手川を散歩してきました。

山の陰、しんと静まる。
そして一斉に息を合わせて 光る、光る
数え切れないほどの蛍たち。

今日は毎年恒例の学校行事で有功東小学校区内にある千手川に蛍を見物に行きました。
家並みが途切れるともう川面にちらほらと蛍が見えます。
大勢の子供たちがわいわいと騒ぎながら行くので最初は蛍もあまり見えません。
でも一人、またひとりと帰って静かになったあとどこからか蛍が出てきます。
・・・というよりわいてきますといったほうがいいかも
蛍の乱舞です。

毎年見に行きますがこんなにたくさんの蛍を見るのは初めてです。
小学校の子供たちが蛍の保護を訴えて清掃活動などしたのが功を奏したのでしょうか。

スーと飛んでいく蛍。
じっと葉に止まって光る蛍。
水面に光の影を落とす蛍。
その場面に出会ってもすばらしい光景でため息ばかりでした。
野生の蛍がこんなに生息しているなんて・・・

一匹の蛍が近づいてきたのでそっと手に取りました。
それを子供の手に乗せてあげました。
蛍はほのかな緑色の光で輝いていました。
しばらく子供の手の上でじっとしていましたがやがて仲間の光りに誘われるように飛んで行きました。
近くにこんなきれいな環境があることに大感動のひとときでした。

千手川MAP http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E135.13.12.190N34.16.39.880&ZM=7&SZ=1&MT=%CF%C2%B2%CE%BB%B3%BB%D4%C4%BE%C0%EE&sw=1&P=1001E135.13.12.190N34.16.39.880&P2=E135.13.12.190N34.16.39.880&C=130&A1=&M1=&C=2201&A2=&M2=

有功東小学校の子供たちが川を清掃したり、自然を調べたりしている「千手川プロジェクト」・・・うちの娘が参加していたころ作っていた記事なのですこし古いですが興味がありましたらこちらのHPをご覧下さい。
http://www.geocities.jp/riorario5/purojekuto1.htm

蛍うんちく
蛍が生きていくためにはカワニナが必要なことは皆さんご存知でしょうが、ただカワニナがいるだけではだめなんです。蛍の幼虫にあったサイズのカワニナ。小さいときは小さいカワニナ、大きくなってくると大きなカワニナがいるんです。そのそれぞれにあった生態系を用意しないといけないんですよ。

また蛍は清流に住むというイメージですが実際は””すこし汚い水(水質階級2)”のほうが良いのです。里山があり、民家があり、すこし水が汚れているところのほうがえさになるカワニナもたくさんすんでいます。実際千手川の上流に行くと生物は少なくなっていきます。もちろん洗剤の泡が立っているような川、にごって底が見えないような川は問題外ですが・・・

飛んでいる蛍は雄、葉についてあまり飛ばない蛍は雌のことが多いです。
またオスの蛍のほうが点滅が早いんですよ。

蛍って幼虫のときも光る時期があるって知ってました?わたしもまだ見たことないんです。実際みたら光る芋虫みたいなのかな?見てみたいような、見たくないような・・・