初めての裏付きジャケット 着物リメイク

先日着物リメイク展を見に行ったとき
リバーシブルのジャケットを見て、「こんなの作りたいけど難しそう。」
と言ったら、接着キルト芯を貼るといいとお店の人に教えてもらいました。
表と裏と同じものを作ってバイヤステープでくるめばいいのよ。簡単よ。
だそうです。着物を持ってくるので縫ってもらえないかと聞いたところ「人の着物を扱うのは怖いから」と断られたので自分でするしかありません。
早速材料を入手し、挑戦
ちょうどいい本がなかったので作り方は頭の中での想像です。型紙は以前作ったジャケットを少し変形

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表は古い泥大島 経緯絣 接着キルト芯を貼ることで補強にもなっています。
裏は柔らかくてすべすべして着心地がいい機械織、染の大島
キルト芯はもこもこせず、軽くふんわりした程度の厚さ
温かさとしてはカーディガン感覚かな。


ボタンはエストニア製のオーク材の手作りボタン
もようもかわいく、いいアクセントになったと思います。
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一応リバーシブルですが、裏は仕上がりがきれいでないのでほとんど茶が表になりそうです。同じ型紙で作ったのに表と裏が若干ずれる謎

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それでも最初のほうの服と比べると随分上達しました。
以前のを見たらもう捨てちゃくなっちゃいますもの。

ほとんどの縫い合わせをミシンでして、バイアスは手縫いで仕上げました。
ミシンを使ったので早くできたとはいえ、着物ほどきから型紙づくりまで入れたら30時間はかかったかな。
失敗したらもったいないと緊張しながら作りましたが、着れそうなものができてよかった。ほッ
次女の感想
「うわ~、おばちゃんっぽい。太って見える」 (T_T)
いいのよ。70になっても、80になっても着られるから
太って見えるけど割と細身なので太ったら着れないけれど

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一元の大島 糸は縦にも横にも絣模様が染められています。
その模様がずれないようにこうやって織っていくのですから気が遠くなるような作業です。現在一元が織れるのは70代以上の織手さんばかりということで間もなく絶滅してしまう技術です。割り込み絣はリメイクのお店で現在では手に入らないと言われました。
大島は丈夫で、しかも高級品ということで大事に扱われていたので昔のものが結構残っているのが幸いです。
縫い方はど素人ですが、昨今これだけの布地を使った服は一般のお店では手に入らないのでお気に入りの一着として活用しますよ。
生地が傷んできたらラリーキルトに挑戦しようかな。


ジャンパースカートも作りかけなので続けてやらなくっちゃ。
泥大島のほうは端切れが残ってるのでそのうちおそろいの小物も何かも作りたいな。