高野山
一時帰宅の日曜日
朝ごはん
生食用かぼちゃ、キュウリなどの酢の物
牛肉とつるムラサキの炒め物
オクラのゆかり和え
鯖の塩焼き
梅びしおご飯
せっかく晴れたのだからと無理やりさそって高野山へお出かけ
「高野山へ涼みに~♪」と言ってたのになんと31,5度
まぁ下界ほど気違いじみた暑さじゃないと言うだけ
暑さが苦手な旦那は歩くのがきついらしくはぁはぁ
最初に早く行かないと売り切れが心配なごま豆腐のお店に
ものすごく混んでいて道も狭く、駐車場から歩いてきたら車を止めたところから結構遠かった。
私たちはお店で頂きました。わさび醤油と和三盆
手すりをもって進んでいくと真っ暗な空間
一周しても鍵は見つかりませんでした。
2周目ちゃれんじ
「手すりから手を放さずに。」と注意書きを見たので今度はしっかり手すりにつかまって歩く。
あった~~
2周目まわらなかった旦那だけが幸運の鍵を見つけられず
その日の運勢を占う数珠玉
右利きの人は目をつむって左手、右手、左手3回回転させて次に右手がつかんだ玉がその日の運勢
私は大吉 旦那は凶
幸先悪いねと話していると和尚さんが三鈷の松を持って行きなさいと言う。
三鈷の松弘法大師が唐より帰国する折に、日本で真言密教を広めるための場所を求める為に中国・明州の浜よりさ三鈷杵と呼ばれる法具を投げたところ日本へ向かい飛んでいき、帰国後に弘法大師が高野山近くへ訪れた際に狩人より毎晩光を放つ松があるとの話を聞き、その場所へ行ってみると唐より投げた三鈷杵が松に引っかかっていたと伝わる松の木です。この事がきっかけで高野山で密教を広める事を決められ、それから約1200年間もの長い間この地が真言密教の聖地として続いています。
それを頂くとき
「お父さん、病院に持って行きなぁ。ちょっとでも縁起がいいほうがいい。」
と話をしていると
病名を聞かれ、私が一つ書いてあげましょうとこれを頂いてしまいました。温かな感じのお坊さんのイラストも手描きです。
ただ「送るときに一緒に入れてあげてください。」と・・・
んっ、そう簡単に死ぬつもりもないのだけど・・・(@_@)
「お父さんに甘えていい思い出をいっぱい作ってください。」「楽に逝けますように。」そのほかいろいろ温かい言葉をかけていただきましたが、こちらはちょっと目が点
でも一般の人からしたらステージⅣの末期がんって「もうすぐ死ぬ人」なんだろうな。私も旦那がなるまでは死にかけてぜいぜい言ってる人って思ってたもの。
すごく心配してくれてる気持ちは伝わってきたのでお気持ちはありがたかったです。
丁寧に書いていただいたので「御朱印代を」と申し出ましたが、受け取れませんとお断りになりました。本当に親切なお方でした。
額を買いに行ってだんなの枕元に飾ってあげないとね。
途中気になるカフェがあったのだけど旦那は入りたくない。
外で待っていると
お茶も嫌だと言うので仕方なくパス
このお店でやきもちを買って
わたしと娘だけ食べました。焼いたお餅が香ばしくて、あまり甘くなくておいしかったです。
旦那はお腹がすいていないのかお持ち帰り
なんか不思議なお店。しっかり写真を撮っている私が映ってしまいました。
それから奥の院に向かいました。ここはやはり空気が違う。涼しい。
でも7000歩ほどで
「もう無理。」と旦那
と、肝心の奥の院を散策せずにUターン
帰りの分も含めてもたった9000歩しか歩いていません。
抗がん剤の影響が薄れている今の時期にこれではやはり体調はそう良くはないのかな・・・
でも、Uターンしてよかった。
車に戻った途端どしゃ降りに
あのまま進んでいたら奥の院で雨に遭遇していたわ。
一旦車に戻ってエアコンが効いたら旦那はピンピンして車を運転してる…
帰ったらもう3時半
2時間半で夕食と、明日のお弁当を作って、その間に旦那はお風呂に入って、お酒飲んで、ご飯食べて、病院に戻らないといけない。。
手伝いを当てにしていた長女はさっさと彼氏にお土産を渡しに行くとこのあわただしい中でかけてしまったし…
夕食は簡単に
鮎の塩焼き、
夏野菜の焼きびたし (作ってすぐなので冷やす暇なし)
作り置きの自家製ツナ
玉子いっぱいの鮎、好き♪
月曜日は台風の予報でもう病院に行けないからお昼は素麺に麺つゆと乗せる具材を用意して持っていってもらうことにしました。
茹でないですぐに食べられる素麺があるなんてありがたい。
台風さ中の月曜日に病院から電話があり、脳の腫瘍が大きくなってきているので放射線治療に入るそうです。
治療は私に説明してからなので今日行くことになりました。
今回の入院は長引きそうです。