THE 昭和商店街

楽しみにしていたイベントに行ってきました。
10時開始前に入りたかったのに少し遅れたら田舎の細い道は大渋滞、駐車場は満車 とても入れない
事前に駐車場は大丈夫かと何度も聞いたのですが大きな駐車場を用意してるから大丈夫との返事。あのへんにそんな場所あったかしらと心配だったのですが案の定止めるところがありません
少し離れた神社に車をおかせてもらって歩いて行きました。

古い工場が舞台です。この細い道がメイン道路でこの先に臨時駐車場があるのですが車が止まってしまっています。

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壁とかいい具合に禿げてます。
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倉庫の扉
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わけがわからないまま中へ・・・
おぉ、ここが会場か・・・
意外と狭いです。

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倉庫内の入ってはいけない場所は脚立でしきり
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お店の奥にも製糸工場の機械が・・・
ううん、もっと場所取れそうなのに
会場内で申し込んだけどもういっぱいだと断られたという業者さんもいたのでギリギリまで入れて欲しかったなぁ

その前にごちゃごちゃと昭和レトロな古道具たち♪
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この郵便受け
アパートか何かで仕分けしたのでしょうか
姓が書かれています。
気になっていたんだけど旦那にゴミを買ってきたと言われないかと考えていたら売れちゃいました。
こういうのを玄関に吊るしておいたら郵便を各自のところに振り分けられていいなぁと思ったんですけど・・・もう10分早く決断していたら・・・
2000円です。
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ほかにも分厚い金属製のバケツ(多分真鍮)も2000円で
先日の大掃除の時お気に入りのブリキのバケツを「ゴミ!!」と庭に投げ出されたので、またゴミ扱いされたらと躊躇していたら売れちゃいました。
大きくて目につくものは旦那の顔が浮かんでなかなか買えません。
なんせゴミと思う人にはホントゴミですから
しかも実家にたくさん木箱とか樽とか木製の火鉢とかやかんとか欄間とか、昭和レトロなものを抱え込んでいても置く場所がないので持ってこれないんです。むしろお店を出せるかも・・・

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このお店で番傘とうちわをお買い上げ
小さいものなら迷わずに買えます♪
実はその番傘、値段が付いていなかった上に店の人がトイレに行っていてその人が帰るまで値段がわからなかったのでほかの目をつけた人がもう一回り見に行ったらしいんです。そのあとたまたま私が目を留めて、「いくら?」と聞いているところにお店の人が帰ってきて値段を聞いたら1000円と
速攻
「買う!!}
その時回っていた人が戻ってきて
「これいくらで買ったの?」
「1000円」
と答えると残念そうでした。
古道具って一期一会です。
私も買いそこねたものあるんだもの仕方ないよね。
それに男の人だったけど傘は女性用だったし

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駐車場が置けないため入れる人数にも限りがありますがそれでも大賑わい。娘はガラス瓶を数点買ってました。何に使うのだろう・・・あと気になったのは古布を使った衣服ですが、簡単なブラウスで10000円以上したので早々に諦めました。藍の型染めの古布は高いので仕方ありませんが手が出ません。

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前に商品ののれんを飾ってますが後ろには機械
ユニークな会場で
楽しいイベントでした。

会場を出て車を置かせてもらった神社にお参り、どうせなら景色のいいところでと戦利品の撮影会

古いうちわ、どれでも300円で売っていたのですが
これだけ趣が違ったんです。
紙っぽくなくて透明感があってニスで塗られてるような
ピピっときました。
もしやこれって水うちわ?

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デザインも味があって可愛い

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帰って検索しました。

水うちわは見た目が透けているのと、昔は水につけて気化熱で涼むという方法で涼をとったことから、「水うちわ」と呼ばれていました。 使われている和紙は、雁皮(ガンピ)紙という「美濃手漉き和紙」 です。雁皮紙は、和紙で一般的に使われる「楮」よりも、繊維が細く透明感のある和紙です。 また、水に濡れても破れない強さを出すために、天然のニスが塗られています。 明治時代からの歴史があり、今でも職人さんが1本1本手作りで作られています。ニスで仕上げてありますので水は弾きますが、御薦めしません。何度も水につけると白濁しますので、ご注意下さい。勿体ないですから。(現代の完全な防水加工を思えば、お粗末な防水性能です。 伝統工芸品なので、貴重な物ですからね。大切に使いたいです。

イメージ 13これが現在の商品の画像
似てるでしょ?

水うちわって昔は普通にあったそうですが、(旦那は子供の頃使っていたそう)今買うと7000円から10000円するんです。前から気になっていたんですけど手が届かず・・・いいお買い物しました♪

でもこれを読む前に一度水につけてあおいでしまいました。
あまりしてはいけないのですね。
水につけたらダメだったら高価な水うちわの価値って・・・




もう一つの番傘
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学生時代番傘で通学していた私ですがその時は無地の番傘
こんな柄付きの番傘は初めて見ました。
その傘は2年間愛用しましたがバイク通勤になって傘を使わずにとじたままにしていたら張り付いて破れてしまいました。これも気をつけなければ(失礼、昔愛用したのは確かに番傘ですがこれは女性用で蛇の目というらしいです。)洋傘に比べて大きいのは着物が濡れないため
傘の開き方は2段階で調整できるようになっています。
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傘の中も細かく糸で細工されています。

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骨は48本もあります。
和紙は骨の上に貼られているのかと思ったら細い骨の間に挟まれていました。どうやって挟んだのだろう?
和紙の縁の部分には強度を高めるために糸が埋め込まれ、骨の中を通されているようです。骨の先は綺麗に磨かれています。

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中置き紙という紙が挟まれています。

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お直ししている時に気がついたのですが
この模様は描いてるのではなく切絵でした。
切り絵師なら自前で調達できるのでこの程度の簡単な切り絵なら直ぐに作ってもらえます。
次に補修するときは切り絵を貼るのもいいかも

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持ち手は籐が巻かれており金属の石づきがついています。

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実はこの傘閉じると
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傘の骨の部分に鶴の模様が描かれているんです。
どこを見ても複雑な手仕事にうっとり
よく傘一つにこれだけの手間をかけたものだ。
傘もこのくらいの質の新しい物を買うと数万円?

でも明るいところで広げて気がつきました。
縁に虫食いで小さな穴があいているところがいくつも
それでこんなにお安かったのね。
補修できるかなぁ・・・
少なくとも防水スプレーしてから使おう・・・

なかなかいいものをお安くゲットできて満足したら、今度はあの郵便受け、やっぱり惜しくなりました。人間の欲って・・・(ーー;)
決断、大事です。

追記 補修してこんな感じになりました。